高市早苗さんは、10月4日の自民党総裁選で勝利し、日本史上初の女性総理です。
自民党総裁勝利後の演説では「馬車馬のように働く」「ワークライフバランスは捨てる」と語っており、その体調を心配する声も広がっています。
ネットでは高市早苗さんの病歴について調べる人が増えており、これまでの病気や現在の健康状態に注目が集まっています。
この記事では、高市早苗さんの病歴と現在の状態についてわかりやすくご紹介します。
高市早苗の病歴は?

ここでは高市早苗さんが公表してきた病歴を、時系列で整理してみます。
長年の政治活動の裏で、体調と向き合いながら歩んできた姿が見えてきます。
更年期障害(40代前半~)
現在64歳の高市早苗さんですが、40代前半から、更年期障害の症状に悩んできたと語っています。
「40代前半から更年期障害が始まりました」と告白。初入閣時の会見で寒気を感じていたのに汗が止まらなかったことがあったという。
引用:Yahoo!ニュース
更年期障害とは、女性が40代後半から50代にかけて迎える「更年期」に起こりやすい体と心の不調。
女性ホルモン(エストロゲン)が急に減ることで、体のバランスが崩れてしまうのが原因とされている。
この時期、国会議員としての激務と重なり、心身ともに大きな負担を抱えていたことが想像できますね。
高市さん本人も「つらい時期があった」とふり返っており、薬の使用や生活習慣の工夫で乗り越えてきたようです。
関節リウマチと治療薬の副作用(2013年〜)

2013年(高市さん52歳)には、関節リウマチを発症したことを明らかにしました。
高市さんは当時を振り返り、
脚の関節に強い痛みを感じてかかりつけ医に相談したものの「脚の使いすぎですかね」と言われ、痛み止めと湿布を渡されるだけだったと語っています。
引用:Yahoo!ニュース
翌月も症状が治まらず再び診てもらいましたが、対応は同じだったそうです。
その後、別の病院で診断を受けた結果「更年期にかかりやすい関節リウマチ」と判明しました。
「診断が出るまで何年もかかっちゃったもんだから、関節を1個失いまして、今は人工関節でございます」
と、高市さん本人はサラッと話しています。
関節リウマチは自己免疫の異常によって関節が炎症を起こし、強い痛みや変形をもたらす難病です。
厚生労働省の「指定難病」にもなっており、完治が難しい病気として知られています。
人工関節の手術を受けながらも政治活動を続けてきたことからも、病気との長い付き合いであることがわかりますね。
また、リウマチの治療薬には副作用もあります。
その影響で2020年頃から脱毛が見られるようになり、ネットではウィッグを使用しているのではという声も出ました。
慢性副鼻腔炎(2024年~)
2024年12月には、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)のため全身麻酔で手術を受けたことを公表しました。
慢性的な鼻づまりや頭痛に悩まされる病気で、薬で改善しない場合には手術が必要です。
全身麻酔の手術をあえて発表したのは、政治活動に支障が出る可能性を考えてのことかもしれません。
隠さず伝える姿勢からは、国民への誠実さを大切にしている様子もうかがえます。
高市早苗の病気は完治してる?

では、これまでの病気は今どうなっているのでしょうか。
公開されている情報をもとに、現在の状況を見ていきましょう。
現在の治療状況
関節リウマチは完治が難しい病気です。
薬を飲み続け、症状をコントロールする形で向き合う必要があります。
手術をして関節を1個失い、代わりに人口関節を入れている高市さん。
通院や薬での管理を続けながら活動しているのでしょう。
それでも、先日インタビューでこのように語っていました。
「しかし、品質保証期間は30年以上と言われてますから、元気に走ることは全然大丈夫でございます」
引用:Yahoo!ニュース
また、慢性副鼻腔炎については、2024年の手術後は経過が良好とされています。
ただし再発することもあるため、油断できない病気でもありますね。
更年期障害は年齢とともに症状が落ち着くケースが多く、大きな影響は少なくなっている可能性が高いでしょう。
高市早苗氏、人工関節なのか。
— りあん (@a_lien_rian) September 19, 2025
更年期の足の痛みを湿布だけ渡すヤブ医者に苦しめられ、セカンドオピニオンで関節リウマチと判明したらしい。
女性には生理や出産前後の身体の変化だけでなく、更年期障害もあり、男性にはそういう女性の体調の変化に理解を示すのは難しい部分もある。…
公務への影響の有無
病気を抱えながらも、高市さんは長年にわたり閣僚や党内の重要な役職を務めてきました。
2025年10月の自民党総裁選で勝利した際にも、
と強い言葉を口にしています。

ただ、リウマチは慢性的に治療が必要な病気であり、無理をすれば体に負担がかかるのも事実です。
また、夫の脳梗塞による介護も重なり、体調や体型に影響しているのではと指摘する声もあります。
それでも大きな休養や辞任に至っていないことから、公務に大きな支障は出ていないといえるでしょう。
まとめ
高市早苗さんがこれまで公表してきた病歴を整理すると、次の通りです。
▪更年期障害(40代前半~、のぼせ・発汗・不眠など)
▪関節リウマチ(2013年公表、人工関節手術の経験あり)
▪治療薬の副作用による脱毛(2020年頃から指摘あり)
▪慢性副鼻腔炎(2024年12月、全身麻酔で手術)
いずれも完治が難しい、あるいは再発の可能性がある病気です。
それでも高市さんは治療を続けながら政治活動を続けています。
総裁選での力強い発言に「体調は大丈夫なのかな」と心配する声もありますが、現時点で大きな支障は出ていないようです。
むしろ病気と向き合いながらも第一線で働く姿は、同じように悩む人に勇気を与えているのかもしれませんね。
今後も高市早苗さんを見守っていきたいと思います。

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