広島県の名門・広陵高校野球部は、これまで数々の甲子園出場を果たしてきた強豪校。
その強さを支える一因として注目されるのが、選手たちが共同生活を送る寮の存在です。
広陵高校野球部の寮には、上下関係や生活ルールの厳しさについてさまざまな声があります。
特に1年生に課される寮の決まりはネット上でも話題に。
この記事では、広陵高校野球部の寮が厳しいとされる理由や、どんな生活が送られているのかをご紹介します。
広陵高校野球部の寮の基本情報まとめ

広陵高校野球部の強さを支える要素のひとつが、選手たちが共同生活を送る寮の存在です。
この章では、寮の場所やいつ設立されたのか、全員入寮なのかなど、まずは基本的な情報を整理してみましょう。
寮の場所と設立の背景
広陵高校野球部の寮は、広島市安佐南区の広陵高校キャンパスのすぐ近くにあります。
学校から徒歩圏内の位置にあり、練習や通学にも便利な環境です。
正式な設立時期については明確に公表されていませんが、少なくとも2000年代以降は継続して運用されており、
現在では全国から集まった選手たちがこの寮で共同生活を送っています。
全員入寮制かどうか
広陵高校野球部では、基本的に県外からの入部者は全員寮生活となります。
ただし、広島市近郊に実家がある部員については、通学可能な範囲で自宅から通うケースもあるようです。
そのため、全員が必ずしも強制入寮というわけではなく、家庭の事情や距離に応じて柔軟に対応されています。
しかし、毎年、全部員が寮生活を希望しているといいます。
2025年は、部員153人が全寮生活を送っている。広陵高を志望する中学生の誰もが「中井監督の下で野球をやりたい」と話す。学校、グラウンド、寮生活を含めた3点セットが広陵高校野球部。
引用::ベースボールONLINE
寮の部屋や設備の特徴

寮の部屋は複数人での相部屋が基本となっており、
生活に必要な設備はしっかり整っており、以下のようなものが備えられています。
ただし、使える私物や日用品については制限があるという声もあります。
洗濯機の数は60台もあるんだとか!

1日のスケジュールと日課
寮での1日は、時間ごとの流れがきちんと決まっています。
基本的なスケジュールは、次のような形です。
起床と就寝の時間はしっかり管理されており、生活リズムを守ることが大切にされています。
掃除や食事の当番なども全員で分担しながら、規則正しい生活を送っているようです。
参考:清風寮日課表
広陵高校野球部・寮生活の厳しいルール7選

広陵高校野球部の寮生活には、健康管理やチームの規律を守るために細かいルールがいくつも設定されているようです。
卒業生の証言や関係者の話から、特に特徴的とされるルールを7つにまとめてご紹介します。
①スマホの使用は禁止が基本
スマートフォンの使用は基本的に禁止されているそうです。
集中力の妨げになることや、私的な利用を避ける目的があったと見られます。
②私的な飲食は禁止
部屋での飲食、特にカップラーメンやお菓子の持ち込みも禁止。
健康管理や清潔な生活環境を保つためのルールだったと考えられます。

③食事は時間と指示に従う
マネージャーの指示で一斉に食事をとるというルールがあったといわれています。
決まった時間に全員で食堂へ向かい、個人の都合よりもチームの行動を優先する文化が根づいていたそうです。
一般生(在寮生集合)は、同時に食事をすること。野球部生は、マネージャーの指示で一斉に行う。
引用:広陵高校野球倶楽部
④食事当番は全員で交代制
食事メニューは栄養バランスが重視されていたとのことで、
配膳や片づけなどは寮生全員が交代制で担当していたとされています。
こうした仕組みから、責任感や役割意識が自然と育まれていくのでしょう。
⑤寮費の未納は退寮もあり得る
ある卒業生の話では、寮費は月ごとに決まった金額を支払い、2か月以上の滞納があると退寮の可能性もあります。(広陵高校HP)
金銭管理の重要性も、寮生活の中で身につけていく意図があったのかもしれません。
⑥欠食は事前申告と精算が必要
帰省や遠征で寮の食事を欠席する場合は、事前に申告し、欠食分の費用を精算するというルールがあったそうです。
小さなことでも責任を持つ姿勢を大切にする環境だったことがうかがえますね。
⑦上下関係と1年生への生活指導
多くの卒業生が語っているのは、上下関係の厳しさと、1年生への細かな生活指導です。
あいさつ、返事、姿勢、言葉づかいなど、日常の所作ひとつにも指導が入ったそうです。
掃除や共用スペースの管理も、1年生が主に担当することが多いようですね。
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このような寮生活でのルールは、2年生や3年生になれば慣れてくると思いますが、1年生は慣れるまで大変そうですね。
まとめ
広陵高校野球部の寮がなぜ厳しいといわれるのか、気になっていた方も多いのではないでしょうか。
この記事では、その実態と背景について整理しました。
わかったことは、以下のとおりです。
・広陵高校野球部の寮は校舎近くにあり、主に県外生が入寮している
・部屋は相部屋が基本で、生活環境はシンプルに整えられている
・起床・就寝・練習・食事など、1日のスケジュールが明確に決まっている
・スマホや私的な飲食は禁止されており、寮費の支払いや欠食の管理にもルールがある
・上下関係が厳しく、1年生には特に礼儀や態度の指導が徹底されている
広陵高校野球部の寮の厳しさには、明確な目的と育成の意図が込められていました。
これからも、広陵高校野球部がどのような選手を育てていくのか注目さ
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