沖縄に子連れで移住するならどこの市町村がいい?沖縄県民が徹底解説!
こんにちは
今回の内容は、『沖縄に子連れで移住するならどこの市町村がいい?沖縄県民が徹底解説!』です。
❶沖縄で住みやすい、住みずらい地域がわかる
❷沖縄の医療費助成と給食費無償化の現状がわかる
❸移住しやすい離島がわかる
そして、以下のような人にぜひ読んでほしいです!
・子どもを連れて沖縄に移住する予定がある
・現在沖縄に住んでいるが、子育てしやすいところに引っ越ししたい
・沖縄への移住を考えている
・子どもはいないが住みやすい地域を知りたい
沖縄は、子どもが多いのでどこへ行っても子どもはいます。笑
そのため地域全体で子どもを守ろうという意識は強いので、どの地域でもそこの良さがあります。
まずは、『沖縄に子連れで移住するならどこの市町村がいい?沖縄県民が徹底解説!』を読んでみて、いろんな市町村を知っておくといいですね。
では、見ていきましょう。
子連れで移住しやすい沖縄の市町村ベスト5
子連れで移住しやすい沖縄の市町村ベスト5を挙げてみました。
(リサーチした結果と個人的な意見ですのでご了承ください。)
- 豊見城市(南部:とみぐすくし)
- 名護市(北部:なごし)
- 南風原町(南部:はえばるちょう)
- 浦添市(中部:うらそえし)
- 那覇市新都心(南部:なはししんとしん)
以上に挙げた5市町は、子育て世代に人気のあるところです。
交通の利便性・買い物に困らない、そこに住む日常のストレス、などを重視しました。
では、詳しく見ていきましょう。
利便性抜群のベッドタウン「豊見城市」「南風原町」
1位「豊見城市(とみぐすくし)」3位「南風原町(はえばるちょう)」
いわゆるベッドタウン。
空港に近く、那覇に近く、高速入口もあり、利便性抜群!
沖縄の中心である那覇市に近いが、比較的静かで落ち着いています。
どちらもここ数年で急成長している市町。
特に1位の豊見城市の豊崎地区には商業施設が増え、観光スポットとなる場所も多いです。
また、豊見城市は子どもの割合が全国一多く、R6年度には豊崎地区に中学校が新しく創設されます。
この少子化の中すごいですよね!
病院数も多く、南風原町には「南部子ども医療センター」もあるので安心です。
子どもの多い豊見城市&南風原町ですが、待機児童が少ないのも魅力的!
豊見城市(6人)南風原町(16人)です。
しかも毎年改善されて減少しているので、そのうちゼロになると思いますよ♪
どちらも子どもが多いことで、〝子どもにやさしいまちづくりをしよう”の意識が高いと感じます。
魅力たっぷり「名護市」
ベスト5の中に、唯一北部地区からランクイン!
2位「名護市」
那覇空港から高速で北上し50分ほどで到着します。
中南部に比べると田舎ですが北部地区の中心部なので、ある程度お店もあります。
都会ではないが買いものに困らず、病院も数か所ある。
すぐ近くにはもちろん海があり、自然の宝庫やんばるの森もある。
公園やアクティビティな遊び場所も豊富。美ら海水族館も近い♪
子ども医療助成金は18歳まで全額無料。
中学3年生まで給食費無料。
どうですか!名護市!
子連れで住むにはホント素晴らしい場所です。
ただ一つだけ気になることは、待機児童が多いこと。(R4年度52人)
とは言っても3年連続で減少しているので、自治体の取り組みに期待しましょう!
\移住の知りたかったことがわかる!/ |
モノレールが通っている「浦添市」「那覇市新都心」
4位「浦添市(うらそえし)」
モノレールが通っており、商業施設やショッピングモールが多いのでほしいものは何でも手に入る便利な場所です。
4位、浦添市の14%は米軍施設となっているため、アメリカンな場所やお店もたくさんあります。
そのため教育資金も潤沢な印象を受けます。
教育にお金をかける=「子どものため」になるので嬉しいですね。
ただ1つデメリットを挙げると、那覇市と浦添市は人口が多いこともあり、朝夕の交通渋滞からは免れないことです。
5位「那覇市新都心」
〝モダンな商業地区”と言われています。
浦添市同様、お店やショッピングモール、飲食店が多いです。
那覇市なのでもちろんモノレールが通っています。
博物館や美術館もあります。
那覇市ではありますが、歓楽街と離れているので騒音はそんなに気にならないでしょう。
移住者も多く、落ち着いた地域です。
ただ、このエリアはアパートやマンション、一戸建てなど不動産が沖縄一高いところです。
ここで新築一戸建てを購入する人は、けっこうなお金持ちじゃないと無理だと言われていますね。(^^;)
あと、交通渋滞があることは唯一のデメリットです。
R4年度の待機児童は、浦添市(31人)那覇市(23人)で、こちらも減少傾向にあります。
子連れで移住にふさわしくない場所は?
沖縄は、どこの地域でも基本的に子どもに寛容ですが、騒音や治安の問題があることも事実!
特に中心部の那覇市は、110番通報が全国一多い地域。
その原因として以下のようなことが挙げられます。
- 酔っぱらい同士のトラブルや路上寝
- 暴走バイク
- 観光客の慣れない土地での運転による交通事故
また、米軍基地近くや、病院や買いものするところが遠い場合も住みづらさを感じるかもしれません。
治安の悪さや騒音問題がある歓楽街や基地周辺
松山(那覇市)
沖縄では一番の歓楽街で、沖縄の歌舞伎町と呼ばれています。
飲み屋、キャバクラ、風俗店などが多いため、夕方から深夜にかけては黒服のキャッチに男性なら秒で声をかけられます。
ついでに酔っ払い同士のトラブルも多いです。
国際通り(那覇市)
国際通りには飲食店やお土産店がずらーっと並んでいるため人が多いです。
クラブや飲み屋も多いので深夜遅くまで飲み歩く人が多く、そのまま路上寝する人もいます。
また、爆音車やバイクの音もうるさいですね。
国道57号線沿い
ここも爆音車や暴走バイク、それを追うパトカーの音がうるさいです。
静かな環境を求めるのであれば、57号線近くはおススメできません。
※金武町・北谷町
金武町と北谷町は、沖縄の中でも特に米軍基地が占める範囲が大きいため、何かしらその影響を受けています。
金武町には米軍海兵隊基地があり、町全体の約60%を占めています。
北谷町にも4つの米軍基地があり町全体の52%がその米軍基地と施設です。
窃盗や住居侵入、飲酒運転による交通事故も割と多いので、個人的に住むには不安すぎます。
深夜に基地から飛ぶ飛行機の音やヘリなどの騒音も気になりますね。
ただ、米軍も地域住民と交流をしたり、清掃活動やボランティアなど地域に貢献する活動をしているのも事実。
そして、経済効果もあります。
町民の中では「全然大丈夫」「気にならない」という声もあります。
それぞれメリット・デメリットはあるので、最終的には個人の判断しかありません。
良くも悪くも、米軍の影響を受けることは確かなことなので、気になるようであれば他の市町村がいいかもしれませんね。
病院が少なく買いものが不便なところ
病院が少ないと、いざという時に不安です。
特に子どもがいるとね。
沖縄で病院が少ない市町村は、特に北部辺りで人口も少ないところになります。
くわしく見ていきましょう。
◆病院が少ない市町村
国頭郡(2町7村)※沖縄本島中北部に位置。
- 国頭村(くにがみそん)診療所2か所
- 大宜味村(おおぎみそん)診療所1
- 東村(ひがしそん)診療所1
- 今帰仁村(なきじんそん)総合病院1診療所1
- 本部町(もとぶちょう)総合病院1
- 恩納村(おんなそん)クリニック1
- 宜野座村(ぎのざそん)総合病院1
- 金武町(きんちょう)クリニック3
- 伊江村(いえそん※離島)なし
読谷村(よみたんそん)診療所1、クリニック2
南城市知念(なんじょうしちねん)クリニック1
南城市玉城(なんじょうしたまぐすく)クリニック1
病院の数が少ないのと比例して、買い物する場所も少ないです。
それが悪いというわけではありませんが、多少不便を感じるかも…。
ただ、隣の市町村までものすごく遠いわけではないので、気にならないって人もいますね。
子連れ移住の味方になる助成金や無償化は?
子連れで移住となると、助成金や無償化の現状も気になりますよね。
まずは、全国一律の児童手当の確認からいきましょう。
1.児童手当支給額
中学校卒業までの児童を養育している方への手当。
基本的な条件として、児童1人あたり月額で10,000円(3歳未満は15,000円)が支給される。
児童の年齢 | 児童手当の額(一人あたり月額) |
---|---|
3歳未満 | 一律15,000円 |
3歳以上 小学校修了前 | 10,000円 (第3子以降は15,000円) |
中学生 | 一律10,000円 |
※養育者の所得が限度額以上の場合は、特例給付として月額5,000円の支給。
※毎年6月、10月、2月にそれぞれの前月分までの手当が支給される。
では次に、子ども医療費助成と給食費について見ていきましょう。
子ども医療費助成はあるの?
各市町村の子ども医療費の助成がどのようになっているか見てみましょう。
2.子ども医療費助成
沖縄では、全ての市町村で15歳(中3)まで助成金があります!
中でも以下の自治体は、18歳までなんです!!
◆18歳まで医療費助成あり
- 国頭村(くにがみそん)
- 名護市(なごし)
- 大宜味村(おおぎみそん)
- 東村(ひがしそん)
- 宜野座村(ぎのざそん)
- 金武町(きんちょう)
- 渡名喜村(となきそん:北部離島:渡名喜島)
- 伊是名村(いぜなそん:南部離島:伊是名島)
- 多良間村(たらまそん:宮古離島:多良間島)
①~⑥までは、本島北部地区です。
北部地区は、人口の少ない町村が18歳までの医療費助成に力を入れているので、子育て世代にとっては嬉しいですよね!
⑦~⑨は離島です。
給食費の無償化は進んでるの?
3.給食費
給食費は、以下にある市町村が幼・小・中全額無料。その下は一部助成です。
◆給食費が中学校修了まで全額無料
- 名護市(なごし)
- 本部町(もとぶちょう)
- 恩納村(おんなそん)幼稚園・中学校無料小※学校は第三子以上無料。
- 宜野座村(ぎのざそん)
- 金武町(きんちょう)
- 嘉手納町(かでなちょう)
- 宜野湾市(ぎのわんし)
- 粟国村(あぐにそん:離島)
- 渡名喜村(となきそん:離島)
- 多良間村(たらまそん:離島)
- 与那国町(よなぐにちょう:離島)
- 竹富町(たけとみちょう:離島)
◆一部助成
- 東村(ひがしそん)小中学生の給食費一部を助成。
- 北谷町(ちゃたんちょう)第3子以降無料。
- 沖縄市(おきなわし)第3子以降無料。
- 中城村(なかぐすくそん)第3子以降一部を助成。
- 石垣市(いしがきし:離島)第3子以降無料。
ここでも北部地区や離島は、積極的に給食の無料化をすすめています。
⑫の竹富町は、円安の影響からR4年度途中から無料にしているとのこと。
来年度以降は元に戻るのか、わからないですね。
でも、この数年で無料化が拡大しているので期待しましょう!
その他の助成金やサポートは?
ここまで、子ども医療費と給食費無料化を見てきましたが、それ以外に以下の助成金もありますよ!
- 出産祝い金
- 結婚祝い金
- 妊婦検診助成金
- 保育料無料
- ひとり親助成金
このような助成金制度に力を入れている市町村もあります!
また、育児に関するサポート体制が強化されているところも多いので、気になる市町村のホームページをご覧くださいね。
ここに全て載せられなくてすみません…(>_<)
沖縄に子連れで移住するなら離島もアリ!
沖縄は、沖縄本島以外に37の有人離島があります。
移住は、思っている以上に大変なことが多いので、個人的には不便な離島よりも本島がいいと思うんです。
ただ、離島に行きたい!と思っている方も多いと思うので、少しだけ離島についても見ていきましょう。
断然おすすめの離島は石垣島!
離島移住をおすすめするなら、「石垣島」一択です!
◆なぜ石垣島がおすすめなのか?
- もともと移住者が多い。
- 島の人も移住者に慣れている。
- 他の離島の拠点地。
- 那覇や県外を結ぶ航空便が多い。
- 街がコンパクトにまとまっている。
- 生活に必要なものはそろう。(スーパー、コンビニ、ドラッグストアー多い)
- 方言やなまりが気にならない。(標準語に近い)
このような理由から、離島に移住するなら断トツで「石垣島」がおすすめです!
その他の離島は移住にふさわしくない?
石垣島と同じぐらいの規模でいうと「宮古島」もあります。
石垣島との違い↓↓
- 移住者に厳しいらしい(という声をよく聞く。宮古島の人すみません)
- 他の離島を結ぶ航空便が少ない。
- 宮古島の方言やなまりが難しくてわからない。
- 石垣島の方が店が多い。
このような理由から、私は宮古島より石垣島をすすめています。
考え方やとらえ方の違いは人それぞれですから、一概に「こうだ!」とは言えませんが、参考程度に考えてくれると嬉しいです。
宮古島の海のキレイさは世界トップと言われているので、キレイな海の近くで住むのが夢☆という人は、宮古島がいいかもしれませんね。
離島人口の多い順ベスト10〈R4.9月現在〉
- 宮古島(みやこじま:52,000人)
- 石垣島(いしがきじま:49,000)
- 久米島(くめじま:6,900)
- 伊良部島(いらぶじま:6,200)
- 伊江島(いえじま:4,000)
- 西表島(いりおもてじま:2,400)
- 与那国島(よなぐにじま:1,630)
- 伊是名島(いぜなじま:1,500)
- 南大東島(みなみだいとうじま:1,420)
- 多良間島(たらまじま:1,150)
など、他にもあと19離島の離島(有人島)があります。
離島に学校はある?
離島でも小中学校があるところは多いですが、高校は、宮古島(3校)石垣島(3校)久米島(1校)のみ。
島に高校がない子どもたちは、高校のある島へ行くので親元を離れて寮で生活します。
その場合は、助成金が出るところもあります。
子連れで移住する場合は、そこまで考えておいた方がいいかもしれませんね。
まとめ
沖縄に子連れで移住するならどこの市町村がいいのか?
私がおすすめの市町村は以下のとおりです。
❶豊見城市(南部:とみぐすくし)
❷名護市(北部:なごし)
❸南風原町(南部:はえばるちょう)
❹浦添市(中部:うらそえし)
❺那覇市新都心(南部:なはししんとしん)
離島なら、石垣島(いしがきじま)!
歓楽街、騒音、基地周辺、病院が少ない、買い物する場所が遠い。
これらに当てはまらないところを
子連れで移住しやすい(子どもと安心して住むことができる)場所、と定義しました。
でも考え方は人それぞれ。
メリットだと思うことがデメリットだったり、その逆もあります。
「基地周辺は絶対に治安悪い」という人もいれば「まったくそんなことないよ」という人もいます。
沖縄に子連れで移住したい!と思ったときは、ぜひ一度来島してください。
自分の目で見て感じて、可能であれば短期間でも生活してみることをおすすめします。
他にも沖縄移住に関連する記事があるので、ぜひそちらも覗いてみてくださいね。