世界的指揮者の小澤征爾さんが2月6日、心不全で死去されました。
88歳でした。
世界の数々のオーケストラを率いての指揮、長い間第一線に立ち続けたカリスマ、小澤征爾さん。
戦後の日本のクラシック音楽界を牽引した素晴らしい指揮者でした。
しばらくは悲しみの日となりますが、葬儀やお別れの会で小澤征爾さんの功績を称えながらお別れしたいですね。
そこで今回は『小澤征爾のお別れ会はいつどこである?』です。
- 小澤征爾のお別れ会はいつどこであるのか
- 小澤征爾さんの最期
- 世界からの追悼コメント
これを読み終えた頃には、小澤征爾さん指揮の音楽を聴きたくなると思います。
では、詳しく見ていきましょう。
小澤征爾のお別れ会はいつ?
指揮者 小澤征爾さんの訃報がありました。謹んでご冥福をお祈りいたします。 pic.twitter.com/AGx7nEPcrO
— NO MUSIC, NO LIFE. (@TOWER_NMNL) February 9, 2024
世界の一流交響楽団の指揮をとってきた〝世界のオザワ” こと小澤征爾さん。
指揮をしているときの真剣なまなざしと、オフの時のクシャっとした笑顔が対照的で素敵な方でした。
クラシック音楽の魅力を、小澤さん自身の実力をもって感じさせてくれました。
ぜひ、小澤さんが指揮をされた音楽とともにお別れ会を開催してほしいですよね。
日程と場所など、詳細についてお知らせします。
お別れ会の日程と場所
2024年4月現在、詳細はお知らせされていませんが、お別れ会の開催は検討されているそうです。
詳細が発表され次第、こちらに追記していきます。
追記:母校でお別れ会
小澤征爾さんが中学、高校時代を過ごした、東京都世田谷区にある成城学園の講堂でお別れの会が行われました。
参列者は、音楽仲間や小澤さんの教え子など約1300人ほど。
お別れ会では、思い出の曲の合唱や弦楽の合奏で小澤さんを追悼したようです。
小澤征爾さんのお別れ会に行って来ました。ご子息、小澤征悦さんのお父様への愛情溢れる御挨拶。征爾さんとご縁のあった合唱団の方々の讃美歌。オーケストラの方々の演奏。心温まる素晴らしい会でした。#小澤征爾さん#お別れの会#小澤征悦さん pic.twitter.com/UHb2MbGIsa
— 三木麻由美 @mayumi_miki (@maa_neuyar) April 14, 2024
小澤征爾の功績
小澤征爾さんの輝かしい功績はここに書ききれないほど多いのですが、ひとことで言うならば、
🔸1959年、ブザンソン指揮者コンクールで第1位を獲得
🔸カラヤン、バーンスタインに師事
🔸ニューヨーク・フィル副指揮者、シカゴ響ラヴィニア・フェスティバル音楽監督、トロント響音楽監督、サンフランシスコ響音楽監督を経て1973年にボストン交響楽団の第13代音楽監督に就任。
🔸アメリカのオーケストラ史上でも異例の29年という長期にわたって務めた。
🔸1976年のヨーロッパ公演および1978年3月の日本公演で多大の成果を挙げる。
🔸2002年、日本人として初めてウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートを指揮して大成功を収め、その後10年までウィーン国立歌劇場の音楽監督を務める
🔸2007年、ウィーン国立歌劇場名誉会員。
🔸2008年文化勲章を受章。
たったこれだけにまとめてしまい申し訳ありません、という気持ちです💦
凄すぎて・・功績も多くて・・書ききれません。
こんな時だからこそ聴きたい
亡くなってから聴くのは失礼?
全然そんなことはないですよ
だって、素敵な音楽はずっと永遠に生き続けるものだから。♬
時間は音符——。ベートヴェンの「運命」の出だしの音符は決まっている。だが同じ音符でも、カラヤン、フルトベングラー、小澤征爾と指揮者が変わると、まったく異なって聞こえる。時間もそれと同じで、人によってもたらされる結果はそれぞれに異なる、ということである。 つづく
— 佐間立志塾 (@samarisshijuku) December 14, 2023
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小澤征爾の最期は?
【訃報】小澤征爾 逝去について 指揮者小澤征爾は、2月6日都内自宅にて安らかに永眠いたしました。享年88歳。死因は心不全でした。
故人の意思により、葬儀は近親者のみで執り行いました。
故人が生前賜りましたご厚情に深く感謝いたしますとともに、謹んでお知らせいたします。
VEROZA Japan pic.twitter.com/KLKVTlnZNZ
— 小澤征爾 Seiji Ozawa (@seijiozawa_info) February 9, 2024
小澤征爾さんは88歳で息を引き取りました。
世界的指揮者の最期はどうだったのでしょう。
小澤征爾さんの娘・小澤征良さんがその様子を伝えてくれました。
最期は静かな朝、穏やかに。
9日のテレビ朝日系『報道ステーション』にて、小澤さんの最期が伝えられました。
「2月5日の夜は大雪で、いつもより遅くの時間まで大はしゃぎして、ガヤガヤワイワイ、父のベットの近くで笑ったり、喜んだりしていました。
父は嬉しそうな顔で穏やかに目をつぶっていました。
『アイラブユー』といつものように寝る前に手をさすったら、私の指をギュッと握り返してくれて、目をつぶっていても『分かっているよ』と合図してくれました。
全く呼吸が乱れたり、苦しそうな様子もなく、そのまま寝ていった感じです。
父は雪が好きだったから、そして雪が降るのは世界の浄化だから、本当に静かな朝を選んだんだなと思います。
父は派手な形も嫌いだし、俺は無宗教、形が違うだけで全部の神様は同じだし、音楽をしてるときが一番神様に近くで祈ると思っていると何回か言っていたので、形式なしのフリースタイルで静かに送ってあげたいです。
不義理をした皆さまには本当に申し訳ないです。ごめんなさい。
父は絶対にずっといてくれる。私はそう思っています。
これからも父がみんなの音楽の中にいられるよう、どうぞよろしくお願いします。
心からの愛を込めて。征良」
これは、小澤さんの娘でエッセイストの小澤征良さんがテレビ朝日の大越健介キャスターに送ったメールの内容だそうです。
番組内では大越キャスターがメールを要約し伝えらました。
小澤征爾さんは大好きな家族に見守られながら静かに眠って逝ったようです。
きっと小澤さんも幸せな最期だったでしょうね。
ご冥福をお祈りいたします。
小澤征爾へ追悼の意
世界のオザワとして知られている小澤征爾さん
クラシックの“なぜ”“どうして”を紐解いて説明するのがとても上手だった。
良い意味で“庶民感”があってトゲがない。長い間クラシック界を支えて下さった、感謝致します。 pic.twitter.com/N87FqcmPBL
— マンバン (@Manban8192) February 9, 2024
世界中の一流交響楽団で指揮をとり続けた小澤征爾さん
ウィーン国立歌劇場の音楽監督を務めるなど “世界のオザワ”として活躍してきました。
世界各国から
小澤征爾さんのご逝去を受けて世界各国からも追悼コメントが寄せられています。
小澤さんが名誉団員だったオーストリアのウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
「この時代を代表する指揮者の一人、小澤征爾さんが逝去されました」と追悼。会長名で「彼はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に偉大な芸術的遺産を残しました。友人でもありパートナーである小澤さんがいなくなることはとてもさみしく思います。思いは彼の家族とともにあります」
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団公式Xより
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
「ベルリン・フィルはかけがえのない友人であり、当楽団の名誉団員でもある小澤征爾に心からの哀悼の意を表します」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団公式Xより
小澤さんが30年近く音楽監督を務めた米ボストン交響楽団の、現在の音楽監督でグラミー賞3回受賞の指揮者・アンドリス・ネルソンス氏
「小澤征爾氏は私が出会ってきた人の中で最も温かく、親切で、寛大な人の一人でした。素晴らし友人であり、輝かしい模範であり、ミュージーシャンであり、リーダーでした。人生を通じてインスピレーションを与えてくれた人でもあり、いなくなるのはとてもさみしい」
アンドリス・ネルソンス氏公式Xより
・1923年創刊の英クラシック音楽雑誌「グラモフォン」は「追悼の意を込めて」と、2014年に掲載された特集記事を再公開した。
・米ニューヨークタイムズ紙も “世界のオザワ”の死去の一報を現地時間早朝に速報で流した。
著名人・音楽関係者から
著名人からも続々と追悼コメントが寄せられています。
岸田文雄(第101代内閣総理大臣)
小澤征爾さんのご逝去に哀悼の誠を捧げます。
世界に志を持ち、国境を越えて大きな感動を巻き起こした偉大な指揮者であり、日本が誇るレジェンドでした。— 岸田文雄 (@kishida230) February 9, 2024
佐渡裕さん(指揮者)
小澤先生は子どものころから憧れていた1番の指揮者でした。いつかこんな日が来るとは思っていましたが、突然のことで大きなショックを受けています。
小澤先生の指揮はすごく正確で誰から見てもはっきりと見えます。精密機械のようなテクニックに加え、ものすごいパッションを持っていることが大きかったと思います。
小澤先生の背中をずっと追いかけてきましたが、追いつかない存在でした。26歳のときにタングルウッド音楽祭のオーディションで選んでくれなかったら、僕は海外に出ていなかったかもしれません。本当に感謝しかありません。ありがとうございました
谷川俊太郎さん(詩人)
小澤さんは、仕事をし始めた時期が重なり、同年代として親しみを持っていました。共通の知人を通じて何度か食事をともにし明るい人柄にひかれ、オーケストラは何度も聴きに行きました。同じ世代の芸術家が、次々といなくなりとても寂しいです。
葉加瀬太郎(ヴァイオリニスト)
中学生の頃からの憧れの人が亡くなった。
覚悟はしてたけどやっぱり残念でならない。また心にぽっかりと穴が空いたような気分だ。
お疲れ様でした。大変ありがとうございました。ゆっくりお休み下さい。
公式Instagram・Xより
戸田恵子(女優・声優)
小澤征爾さんのご逝去。心よりお悔やみ申し上げます。
本当に残念でならないのは、一度もタクトを振る姿を拝見していないことだ。
何度かチャンスはあった。中でもNew York郊外で行われたコンサートに行き損ねた事は本当に悔いが残ってます。
いつかなんて無いのだ。
絶対、行かなければならなかった!残念。無念。
引用元:戸田恵子オフィシャルブログ
ロバートキャンベル(日本文学研究者)
20代のころ自由にできるお金はないが、小澤さんがポディウムに立つボストン交響楽団の公演だけは聴きに行きました。指揮する時に揺らす背中と、場内に美しく響く大音量が耳目に浮かびます。合唱🙏
公式Xより
NHK交響楽団
【指揮者 小澤征爾さんの訃報に接し】
今月6日、日本を代表する指揮者、小澤征爾さんが心不全で逝去されました。享年88。… pic.twitter.com/gI7yupG3CG— NHK交響楽団 NHK Symphony Orchestra, Tokyo (@NHKSO_Tokyo) February 9, 2024
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ファンから
多くのファンからも続々と追悼コメントが寄せられています。
開演〜閉園まで私たち学生が楽しめているかすずっと気にしてくださっていた事を後に先生から聞きました。
ここまでの地位に登り詰めた方が、田舎の数百人の為に頭を悩ませていたなんて到底考えもしなかったです。願わくばもう一度と考えていた矢先でした。
ゆっくりお休みになられて下さい。
その広場でくつろぐウィーンの人々、そんな想い出。
ウィーンの人々は親切で、私が日本人かどうか知りたがり、話しかけてきた。
とても過ごしやすい旅でしたが、小澤征爾さんのおかげも多少あったような気がする。
遠くにいつも輝く星のように存在した方で、それが太陽や北極星のように、私に勇気を与えもした。
ご冥福をお祈りいたします。
戦後の日本を勇気づけてくれた人だと思います。ご冥福をお祈りいたします。
ウィーンフィルのニュイヤーコンサートを指揮した唯一の日本人でした。
これほどのカリスマ性を持った日本人指揮者は今後出ないのではないでしょうか?日本のクラシック音楽界の一つの区切がきた感じがします。
ご冥福をお祈りします。
聴衆に話しかけるときにニコニコされて、なんとなく敷居の高かったクラシックを身近に感じ始めたのはその時からだと思う。
感謝とともにご冥福をお祈りします。
まとめ
RIP 小澤征爾 さん
今まで素晴らしい音楽の数々を、本当に有難うございました。
どうぞ安らかにお休みください。 pic.twitter.com/ZPzQvuoAD8— ソニーミュージック|CLASSIC (@sonyclassicaljp) February 9, 2024
小澤さんの母校である成城学園では、4月14日にお別れ会が開かれました。
音楽仲間やOB、教え子など1300人ほどが参列し、合奏や合唱で小澤さんの生前を偲んだといいます。
一般のお別れの会については、後日検討しているようです。
詳細が発表され次第、こちらで追記していきます。
『小澤征爾のお別れ会はいつどこである?』を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。